マーキュリー船外機修理

2018/07/26

沖縄ではなかなか厄介なマーキュリー

部品も入らないし、整備士もいない

情報も少なく

困っているオーナーさんは多く

そんな方々の力になるのもワタシです

 

今回はこの船外機

謎のエンジン不調に始まって

かれこれ半年ぐらいみていますが

謎のエンジン不調は何とかなおったものの

引き続きドライブのメンテナンス

 

今日はドライブを下ろす前に

お決まりのギヤオイルを抜く儀式(笑)

ドライブを下ろすときは必ずギヤオイルを抜きます

それはギヤハウジングに海水が浸入してオイルが乳白している事が多く

もしそうなったらドライブを下ろす機会にしか治せないので

確認がてら必ずオイルはチェックします

で・・・今回の結果は・・・

 

アウトー!

オイルは乳白しています

普通は当分交換していなかったら真っ黒のオイル

交換して間がなければ透明に近いオイルが出てきます

が・・・こうなったら海水が混入している状態です

 

この場合はインプットドライブシャフトのオイルシールやシフトのシール

あとスクリューシャフトのオイルシールを交換して修理します

あと、この船外機はスクリューが特殊なタイプがついていて

接触した時に内部が壊れて船外機を守るような仕組みになっています

内部の部品ももうバラバラで

これも修理しないといけません

こうなったら走行中にスクリューが空回りして海上でエンコという結末になります

こういうのも事前にわかってよかったと言えます

ですがこの船外機

気の毒なぐらい状態が悪くて

最初の謎のエンジン不調から相当手間とお金がかかっています

今回からワタシが見始めましたが

以前に整備していたメカニックはどんな整備をしていたのやら・・・

 

まぁ

船の世界はまだこんな感じです

命に関わる状況で

せめてワタシのところではこんな状況を無くしていきたいと・・・

わかるかなー

わかるひとはわかってくれるんですが